実験工房

素朴な疑問に向き合う遊び場

物理科学科では学生が自由な発想で実験を計画し、実行できる空間として「実験工房」を2011年度に設営しました。実験工房は学生が自然に対して抱いた素朴な疑問を解決すべく、あるいは、興味を深めるために自ら考案し、実験を工夫しながら成長することを支援する場です。また、講義内容を実験で確かめることにより学習内容を高める、あるいは、それにより物理学への苦手意識を克服し、物理学を身近なものに感じさせて学習意欲を促進させる場でもあります。

近年は”もの創り”経験のない学生が多く入学してきますが、ハンダ付けや、簡単な工作すら経験のない学生に創造性のある研究をせよ、”もの創り”をせよと言うのは無理な話です。そのような学生が”もの創り”に入門し、習熟できる場を提供します。将来的には、この試みを理工学部全体に展開し、自然に興味を持ち、実験好きな学生を育て、学生同士が実験を進めながら”理工の力”を高めあえる場を理工学部内に形成することを目指しています。物理科学科はこれまでフォローアップ教育として「物理駆け込み寺」を独自に展開し、学部全体へと発展させてきましたが、それと連携できるような”実験ともの創り能力開発”を中心とした「理工学部実験道場」へと発展させていければと考えています。

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