学部2回生 上坂 蒼天さん

「学生に対する様々な学びの提供」
立命館大学理工学部物理科学科の最も良い点は学生に対する支援が手厚いことにあるように思われます。まず、講義を担当されている先生方が学生の質問を歓迎してくださっていて、質問に対して丁寧に対応してくださります。また、数学学習相談会や物理駆け込み寺というシステムがあり学生はわからないことがあったらここで相談することができます。物理駆け込み寺の場合は多くの講師が学生であるため、先生に相談しにくいという方でも気軽に利用できます。
ほかに良い点として挙げられるのは教員の方々の専門分野がばらけている点です。理論と実験、または素粒子・原子核・宇宙と物性でバランスよく幅広い分野を網羅しており、学生はこの学校で自分のやりたい分野の研究をすることができます。カリキュラムもよく考えられており、1回生では物理を勉強するときの基礎となる数学に加え、高校の内容と大学の内容をつなぐ架け橋となるような内容の科目が多くあるため大学初年度から授業の内容が分からなくなるといった事態は起きないと思います。
全体として立命館大学の物理科学科は学生に対して親切で大学の勉強についていけるか心配という方にとっては安心できる環境を備えた大学だと思います。また、何をやるか具体的に決まってはいないけれど物理に興味あるという方にとっても適した学校であるように思われます。
学部3回生 三輪 聖さん

「授業についていけなかったらどうしようと不安に思う必要はありません」
私が思う物理科学科の魅力は面倒見の良さにあると思います。大学の授業はとても専門的で難しく、普通に授業を受けているだけでは、課題に取り組む際に分からなくて手が止まってしまうことが多いです。しかし、先生方が丁寧に質問に答えてくださるだけでなく、授業ごとにTAさんがいて、先生に直接質問しづらいと感じる時でも質問をすることが出来ます。「数学学修相談会」や、「物理駆け込み寺」では、授業外で自分の都合がいい時間に数学や物理の質問や悩みに、先生方や学生講師が答えてくれるという便利なサポートシステムもあります。私も何回か利用したのですが、どの講師の方も熱心に丁寧に質問に答えてくださり、とても助けられました。他にも、オリターという新入生を助けてくださる先輩方もいて、物理に関することだけでなく、履修登録の仕方など、大学生活全般の相談に乗ってくださる先輩方もいます。友達以外に頼れる人、システムが十分にあるので授業の内容についていけなかったらどうしようと不安に思う必要は一切ありません。
また、入学を考えている方の中で、女の子の人数が少ないことに不安を感じている方もいると思います。私の代では10人程度でしたが、人数が少ない分仲間意識が強く、みんながお互いに助け合っているため、とても楽しい大学生活を送れています。
学部2回生 立亀友希さん

「1回生の頃に学んだこと」
皆様は大学で物理を学ぶことに対してどのようなイメージをお持ちでしょうか.物理が得意な人が1人で黙々と学習する,わからなくなってしまったらおしまい,などでしょうか.ご安心ください.立命館大学には,物理などについて先輩学生の方々や教員の方々に相談できる場など,学習をサポートしてくれる環境が用意されています.さらに,図書館には参考書なども沢山あります.しかし,どのような物事にも当てはまりますが,自分から行動しなければ何も起こりません.能動的に根気強く学ぶ心構えが出来ていれば大学でも安心してやっていけると思います.
以上,「何を堅苦しいことを書いているんだ」と思われたことだと思います.これは私の1回生を振り返って感じたことです.実際,ここに書いていることを活用していたかと問われると一概に”Yes”とは言えないのです.1回生の前半なんてずっと学習に関しては受動的でした.高校生の頃から頭が切り替わっていなかったのだと思います.ここで気付いた大切なことは,高校までは教えてもらうことで学習が成立していたが,大学からは自ら学ぼうとすることで学習が成立するということです.ここまで読んでくださった皆様なら,私が何を伝えたいのかわかると思います.大学に入学する前に何か興味のあることについて自分で学んでみてください.そして,わからないことを抱えた状態で大学に来てください.(専門外でなければ)大学で答えやヒントが得られるでしょう.それでは,これからも頑張ってください!
学部4回生 新井 まどかさん

「先生方の手厚いサポート」
大学教授と聞くと堅いイメージ、学生とはかけ離れた存在のように感じてしまう方も多いと思います。しかし、物理科学科の先生方はいつでも気軽に質問に答えてくださります。大学での授業は徐々に専門的な内容になっていくので、授業を一回聞くだけで理解できる人なんてほんの一握りだと思いますし、浅い理解では物理の楽しさに気づけるはずがないと思います。実際、私がそうなので先生方に毎日のように質問(というか雑談)させていただいています。また、物理駆け込み寺も何度も利用しました。先輩方が対応してくださるので、物理や数学に関する質問はもちろんのこと勉強方法や研究室の様子についても気軽にお話しできます。活用しないともったいないです!
私は現在、天体物理学研究室に所属しています。研究室としてはガンマ線を取り扱っている人が多いですが私は地球大気に降り込む高エネルギー電子を取り扱っており、天体物理学というより地球物理学に近い内容の研究をしています。教授の専門分野とは異なりますが、教授の知識量はすごいですし、その分野についても理解を深めご教授してくださるので興味のある研究を自由に取り組める環境に感謝しています。
立命館大学物理科学科での手厚いサポートをうければおのずと充実した大学生活を送ることができるのではないでしょうか!
学部4回生 福島 実さん

「意見をしっかり聞いてくれて、自分の興味関心のあることが見つかります」
大規模校にも関わらず、学生の意見をしっかり聞いてくれるところがよいです。例えば、1回生の授業内で先生方と授業の1コマの半分の時間である45分間の面談をするというものがありました。100人近くいる学生一人一人と45分も面談をしてくれるので話を聞いてくださる機会がありとてもよかったです。回生が上がっても面談の機会は設けられています。また、物理科学科は女子が少ないため、少人数の班分けの際など相談すると考慮してくださることも多々ありました。
専門科目では、理論系の先生が1~2週でそれぞれの専門分野の話を分かりやすく説明する授業があり、また実験系の研究室には4~5週ごとに少人数の班でまわっていくため学生2人に対して研究室スタッフ(先生や助教、TA)が1人以上いる環境で実験が出来ます。物理の中でも様々な分野があるため、このような講義・実験スタイルによって自分の興味関心のあることを見つけることや各研究室の研究内容を知ることができます。そのため4回生での卒業研究の研究室が選びやすいです。
修士課程2回生 大江 秀明さん

「オープンキャンパスはレーザー分光物理研究室に来てね」
今まで取った実験データにミスがあり実験のやり直しをしようとしたところ失敗が続いて実験が出来ていない今日この頃、高校生の皆さんはどうお過ごしでしょうか。さて、この文章を読んでくださっているということは物理、もしくは立命館に興味があることだと思います。実際、立命館の物理科はとても魅力的な場所です(忖度や言わされているわけではなく本当です)。僕が感じた物理科の良いところを3つ紹介していきます。(続く)
修士課程1回生 登 弘樹さん

「私の大学4年間」
私は大学4年の間に様々なことを経験してきました。1、2回生の頃はアルバイトや「オリター活動」を中心に頑張りました。3回生になってからは真面目に勉強しようと思い、1、2回生の復習から勉強を始めました。先生方が熱心に質問対応してくださったこともあり、物理という科目が少しずつ理解できるようになりました。現在はソフトマター物理学研究室に所属しています。様々な実験装置を使って自分のしたい研究をしたり、巨大放射光施設のSPring-8に行ったことは自分の大学生活の中で最も楽しい時間でした。これからも自分の研究分野に対する知見を広めていき、より良い大学生活にしていこうと思います。
修士課程2回生 稲西 輝紀さん

「正課と課外活動の両立」
私は、固体地球物理学研究室に大学院生として所属しており、体育会ラグビー部にも「分析兼レフリー」として所属しています。
研究においては、論文や本を自ら読み能動的に学習する必要があります。物理科の先生方は温かい方が多く質問をした際には熱意をもって指導してくださいます。また、大学の部活動は(ラグビー部の場合ですが)、高校までとは異なり専用の設備があり、プロのコーチや専属のトレーナーに指導して頂けます。スポーツ選抜入試等で能力の高い選手も毎年入学してきます。このような環境で、正課と部活動を高いレベルで両立する必要があります。
そこで、私が大切にしてきたことは「言い訳をしない」という事です。みなさんも自分に言い訳をせずに勉強や部活動に励んでください。
みなさんと立命館大学でお会いできる日を楽しみにしています。
修士課程2回生 兼本 正倫さん

「楽しい学園生活???」
物理科に入学する人は「物理が好き」「物理が得意」などといった,物理に関して何かしらの興味や縁がある人が多いと感じます.社会的にみても周りがこのような人で集まる組織はかなり少ないと思います.
実際,私自身も物理を勉強・体感することは高校時代から好きでした.そして周りの人も興味を持っている人が多いため,勉強などをするときは同期や先輩を巻き込んで遊び感覚で楽しくやっていたと思います.
また,立命館の物理科の教員にはフレンドリーな人が多数在籍しており,興味を持ったことに関して手軽に議論や実験などを行いやすいという特徴があると個人的には感じます.
少しでもこの文章を読んで物理科に興味を持ったなら,一度オープンキャンパスなどで雰囲気を体感してみてください.
修士1回生 K. M.さん

「仲間や先生との学習」
大学物理は内容が難しくて、自分で勉強するだけでは理解できないことが多いです。分からないところは、教授や友達に質問する、本を借りて調べるなどの能動的に学習をする姿勢が必要だと感じます。私は、試験前に友達と集まって勉強会をしていました。また、教授の方々は1質問すると10返ってくるくらい、学生の熱意に対して本気で答えてくれます。学習をする過程で生まれた疑問を仲間や先生と共有する環境は十分に整っているので、自分から積極的に行動すれば、その恩恵を享受できると思います。