学部2回生 山根 陸さん
「Take a step forward」
私たちが1回生で受講する科目に「実験物理学セミナー」というものがあります。受講生は6つのうち3つの研究室に配属されてそれぞれの研究室で特色のある実験を行うのですが、この科目の実験は1回生でも比較的取り組みやすく、実験⇒考察⇒レポート作成 の流れを実践的に学べます。
大学の物理学が難解であるということは否定できません。ですが上述の実験物理学セミナーのように高校と大学の物理を繋ぐような科目もあり、またレポート課題等で分からないところがあれば”物理駆け込み寺“、受講登録等で質問があれば”理工学部事務室”という場で相談することが可能です(私もこれらのサポートに何度も助けられています)。
私が思う立命館大学理工学部物理科学科の一番の長所は、十全な学習支援の環境を用意してくれることです。図書館には物理の専門書も山のようにあり、論文で引用されている参考文献の多くはそこで見つけられます。
これらの支援や環境を活かすために不可欠なのは、積極的に行動を起こすことです。勇気を持って自分から一歩を踏み出すこと、それさえできれば大学での学びに不安を感じる必要はありません!
学部3回生 中村 駿也さん
「実際に手を動かして学べる実験工房」
実験工房では、「ラジオを作ってみたい」「力学の実験をしてみたい」など、自分が興味を持ったテーマで実験・工作にチャレンジすることができます。
私は、実践物理学実験という授業をきっかけに実験工房を利用するようになりました。この授業では、自分が興味を持ったテーマで自由実験に取り組みます。私は、音のエネルギーを電気に変える音力発電に興味を持ち、実験工房で実験を行いました。実際に実験をすると、想像以上に音を使った発電は難しいことが分かり、試行錯誤の連続でしたが、実験を通してより物理の面白さに気づくことができました。
実験工房では、自分の手で実験・工作をすることで、頭で考えるだけでは得ることのできない学びを獲得することができると思います。物理が好きな人、実験や工作に興味がある人は、立命館の物理科学科に来て、ぜひ実験工房を利用してみてください!
学部3回生 仲西 舞桜さん
「魅力的な低回生研究室体験制度」
立命館大学理工学部物理科学科の魅力は充実した施設と制度にあると思います。その中の一つである低回生研究室体験制度は、低回生に大学院や卒業研究で行う実験やゼミの一部に参加する機会を提供するという制度です。この制度の1番の魅力は、低回生のうちから自分が興味のある分野での研究ができ、低回生のうちから挑戦する機会があることだと思います。私自身低回生研究室体験制度を利用しました。勉強はできる方ではなく、不安も多くありましたが、教授や大学院生、4回生の方から装置の使い方を教えていただいたり、専門的な分野の勉強をサポートしていただき、研究にとても興味を持ちました。そこで、研究発表をする機会を与えていただき、4回生とともに研究発表を行いました。2回生のうちからこのような経験ができることは、将来の選択も広がるきっかけとなりました。このように、低回生の時期から挑戦する機会が与えられる制度があることが立命館大学理工学部物理科学科の魅力の一つであると思います。
学部3回生 上坂 蒼天さん
「学生に対する様々な学びの提供」
立命館大学理工学部物理科学科の最も良い点は学生に対する支援が手厚いことにあるように思われます。まず、講義を担当されている先生方が学生の質問を歓迎してくださっていて、質問に対して丁寧に対応してくださります。また、数学学習相談会や物理駆け込み寺というシステムがあり学生はわからないことがあったらここで相談することができます。物理駆け込み寺の場合は多くの講師が学生であるため、先生に相談しにくいという方でも気軽に利用できます。
ほかに良い点として挙げられるのは教員の方々の専門分野がばらけている点です。理論と実験、または素粒子・原子核・宇宙と物性でバランスよく幅広い分野を網羅しており、学生はこの学校で自分のやりたい分野の研究をすることができます。カリキュラムもよく考えられており、1回生では物理を勉強するときの基礎となる数学に加え、高校の内容と大学の内容をつなぐ架け橋となるような内容の科目が多くあるため大学初年度から授業の内容が分からなくなるといった事態は起きないと思います。
全体として立命館大学の物理科学科は学生に対して親切で大学の勉強についていけるか心配という方にとっては安心できる環境を備えた大学だと思います。また、何をやるか具体的に決まってはいないけれど物理に興味あるという方にとっても適した学校であるように思われます。
学部4回生 三輪 聖さん
「授業についていけなかったらどうしようと不安に思う必要はありません」
私が思う物理科学科の魅力は面倒見の良さにあると思います。大学の授業はとても専門的で難しく、普通に授業を受けているだけでは、課題に取り組む際に分からなくて手が止まってしまうことが多いです。しかし、先生方が丁寧に質問に答えてくださるだけでなく、授業ごとにTAさんがいて、先生に直接質問しづらいと感じる時でも質問をすることが出来ます。「数学学修相談会」や、「物理駆け込み寺」では、授業外で自分の都合がいい時間に数学や物理の質問や悩みに、先生方や学生講師が答えてくれるという便利なサポートシステムもあります。私も何回か利用したのですが、どの講師の方も熱心に丁寧に質問に答えてくださり、とても助けられました。他にも、オリターという新入生を助けてくださる先輩方もいて、物理に関することだけでなく、履修登録の仕方など、大学生活全般の相談に乗ってくださる先輩方もいます。友達以外に頼れる人、システムが十分にあるので授業の内容についていけなかったらどうしようと不安に思う必要は一切ありません。
また、入学を考えている方の中で、女の子の人数が少ないことに不安を感じている方もいると思います。私の代では10人程度でしたが、人数が少ない分仲間意識が強く、みんながお互いに助け合っているため、とても楽しい大学生活を送れています。
学部3回生 立亀 友希さん
「1回生の頃に学んだこと」
皆様は大学で物理を学ぶことに対してどのようなイメージをお持ちでしょうか.物理が得意な人が1人で黙々と学習する,わからなくなってしまったらおしまい,などでしょうか.ご安心ください.立命館大学には,物理などについて先輩学生の方々や教員の方々に相談できる場など,学習をサポートしてくれる環境が用意されています.さらに,図書館には参考書なども沢山あります.しかし,どのような物事にも当てはまりますが,自分から行動しなければ何も起こりません.能動的に根気強く学ぶ心構えが出来ていれば大学でも安心してやっていけると思います.
以上,「何を堅苦しいことを書いているんだ」と思われたことだと思います.これは私の1回生を振り返って感じたことです.実際,ここに書いていることを活用していたかと問われると一概に”Yes”とは言えないのです.1回生の前半なんてずっと学習に関しては受動的でした.高校生の頃から頭が切り替わっていなかったのだと思います.ここで気付いた大切なことは,高校までは教えてもらうことで学習が成立していたが,大学からは自ら学ぼうとすることで学習が成立するということです.ここまで読んでくださった皆様なら,私が何を伝えたいのかわかると思います.大学に入学する前に何か興味のあることについて自分で学んでみてください.そして,わからないことを抱えた状態で大学に来てください.(専門外でなければ)大学で答えやヒントが得られるでしょう.それでは,これからも頑張ってください!
修士課程2回生 登 弘樹さん
「私の大学4年間」
私は大学4年の間に様々なことを経験してきました。1、2回生の頃はアルバイトや「オリター活動」を中心に頑張りました。3回生になってからは真面目に勉強しようと思い、1、2回生の復習から勉強を始めました。先生方が熱心に質問対応してくださったこともあり、物理という科目が少しずつ理解できるようになりました。現在はソフトマター物理学研究室に所属しています。様々な実験装置を使って自分のしたい研究をしたり、巨大放射光施設のSPring-8に行ったことは自分の大学生活の中で最も楽しい時間でした。これからも自分の研究分野に対する知見を広めていき、より良い大学生活にしていこうと思います。
修士課程2回生 K. M.さん
「仲間や先生との学習」
大学物理は内容が難しくて、自分で勉強するだけでは理解できないことが多いです。分からないところは、教授や友達に質問する、本を借りて調べるなどの能動的に学習をする姿勢が必要だと感じます。私は、試験前に友達と集まって勉強会をしていました。また、教授の方々は1質問すると10返ってくるくらい、学生の熱意に対して本気で答えてくれます。学習をする過程で生まれた疑問を仲間や先生と共有する環境は十分に整っているので、自分から積極的に行動すれば、その恩恵を享受できると思います。