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大学院カリキュラム

物理科学コースでは、未来対応の能力を身につけた、最高水準の科学技術者を育成します。科学技術が飛躍的な進歩を遂げた今日、最先端の現場では、専門化・細分化が進むと同時に、広範囲にわたる科学技術領域の複合化が急激に進展しています。これからの科学技術者に求められるのは、自らの専門領域に関する高度な理論と技術だけではなく、問題の分析・解決能力・創造的問題の発見能力を備えた研究者が必要です。

理工学研究科では「博士課程前期課程」「博士課程後期課程」のプログラムにてこのような能力を育成を目指しています。

博士課程前期課程

基礎理工学専攻(物理科学コース)

基礎理工学専攻は、理工学部数理科学科と物理科学科での教育を基礎として、それらを発展させるために設置されました。数学、物理学といった理工系学問の中で最も汎用性が高く基礎となる領域の教育と研究は、現在の複雑化、細分化された学問分野の中にあって、その共通性からますます重要性が高まってきています。これらの学問分野は単なる理学の枠組みに留まらず、工学や情報学はもとより、人文科学、社会科学、経済学などの分野とも関連を持ち、互いに融合し合って発展してきています。ファイナンスや情報セキュリティー分野において、数理科学が果たした役割や、エネルギー問題、ナノテクノロジーにおける物理科学と工学の融合などは典型です。

博士課程後期課程

基礎理工学専攻(物理科学コース)

物理科学コースは、物理学分野の中で幅広い教育と研究を非常に高いレベルで展開します。理論物理から物性物理まで、基礎理学領域からナノサイエンスまで、物理科学の融合領域を体系的に、かつ十分な深さで学びます。

更新日 : 2022.06.27