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固体地球物理

破壊面(断層)ができつつある花崗岩試料(左)。破壊実験中に観測された微小破壊の波形(右)。
地震発生機構および地震波動伝播

地震は、我々の生活に被害を及ぼしかねない恐ろしい物理現象です。しかし一方では、地震にともなう断層運動により我々の生活基盤となる平野や盆地が形成されてきました。また、活断層は地下水を提供してくれます。日本列島の美しい自然は、地震現象の産物だともいえます。地震が多発する日本列島に暮らす限りは、自然の恩恵にあずかりながら、地震とうまく付き合っていくことが大切です。そのためには地震や活断層のことを詳しく知ることが肝要です。

地震は、いつどこで、どんな規模で、どのように発生するのでしょうか?発生する前から地震の規模は決まっているのでしょうか?地球内部の岩石は地震波が通り抜けていくときにどのような反応を見せるのでしょうか?私たちは、実験・観測・地震波データの解析を通じて、このような震源の物理や地震波に関する基礎的な問題に取り組んでいます。

固体地球物理学研究室:http://www.ritsumei.ac.jp/se/rp/physics/lab/earthphys/

川方 裕則(教授)
平野 史朗(助教)

更新日 : 2024.04.24