学生が自然に対して抱いた素朴な疑問を解決すべく、自ら考案し、実験を工夫しながら成長することを支援する場として、有志にによる草の根的な活動から始まりました。 2011年度からは、物理科学科が学科として運営しています。
小中高等学校の「理科」,大学学士課程での「地球惑星科学」に関して,科学する醍醐味を体験・体得する授業方法や教材の開発に取り組んでいます.また,そのための,観測に基づく地震の研究も行っています.例えば,“地震に伴う地鳴り現象”(地震動に伴って地鳴りが聞こえる自然現象)が知られていますが,その発生メカニズムは科学的に未解明です.このような,学問的にも未解明な課題を素材とする,観測方法の提案も含めた教材開発研究を進めています.
科学的に未解明な課題の解明へチャレンジできる教材を開発することは,大地震時の流言(例えば,地鳴りがしたから数時間後に大きな余震がくる,など)へ,科学的に考え対応できる人を育てることにもつながります.
科学的に未解明な課題の解明も含め,科学する醍醐味を伝えられる「理科」教員を育てる教育・研究を,地球の観測を通して,今後も目指していきたいと思っています.
実験,観察,観測等をふんだんに取り入れた,生徒の眼が輝く授業が行える「理科」教員を目指すことも,卒業後の進路の一つとして考えてみませんか?
更新日 : 2022.06.30