学部3回生 N・Yさん

「低回生研究室体験制度について」
私は2回生の時、1年間この制度を利用しました。
初めは、知識も浅く不安も多かったのですがたくさんサポートしていただきました。
自分の興味がある分野を伝えると、様々な研究テーマを提案してくださいました。
他にも研究のサポートだけでなく、卒業研究発表会に出るための資料作成や、発表練習も手厚くみていただきました。
この経験を通じて感じたことは、「物理分野」においてすごく視野が広がったと思います。自分から勉強したり、調べたりする習慣がつきました。
ぜひ、物理が好きな方、研究に興味はあるけどどうすればいいかわからない方は、この制度を利用してみてもいいと思います。
学部3回生 天森 祐貴さん

「入学時のモチベーションを維持しやすいカリキュラム」
立命館大学理工学部物理科学科では,理論志向,実験志向のどちらの人でも入学時のモチベーションを維持しやすいようにカリキュラムが作られていると思います.本学科では,一回生科目の「ミクロとマクロの世界」,二回生科目の「相対論と量子論の世界」という低回生用の導入科目があり,比較的早い時期から理論物理の最先端の空気に触れることができます.また,一回生科目の「実験物理学セミナー」,二回生科目の「基礎物理学実験」などのように低回生から各研究室に配属され,実験を行うことができる科目もあり,実験が好きな人も満足できるカリキュラムになっています.モチベーションを維持しやすいと思う理由はもうひとつあります.実は一回生や二回生の間は,いわゆる一般教養科目をあまり受講しなくてもよいのです.もちろん卒業するまでにある一定単位数は取る必要があるのですが,年間登録単位の上限数の制約もあり,低回生の間はほとんど基礎専門科目や専門科目を受講することになります.したがって,「せっかく大学に入ったのに専門分野の勉強ができない」といった悩みが出てくることはほとんどないでしょう.
学部3回生 山根 陸さん

「Take a step forward」
私たちが1回生で受講する科目に「実験物理学セミナー」というものがあります。受講生は6つのうち3つの研究室に配属されてそれぞれの研究室で特色のある実験を行うのですが、この科目の実験は1回生でも比較的取り組みやすく、実験⇒考察⇒レポート作成 の流れを実践的に学べます。
大学の物理学が難解であるということは否定できません。ですが上述の実験物理学セミナーのように高校と大学の物理を繋ぐような科目もあり、またレポート課題等で分からないところがあれば”物理駆け込み寺“、受講登録等で質問があれば”理工学部事務室”という場で相談することが可能です(私もこれらのサポートに何度も助けられています)。
私が思う立命館大学理工学部物理科学科の一番の長所は、十全な学習支援の環境を用意してくれることです。図書館には物理の専門書も山のようにあり、論文で引用されている参考文献の多くはそこで見つけられます。
これらの支援や環境を活かすために不可欠なのは、積極的に行動を起こすことです。勇気を持って自分から一歩を踏み出すこと、それさえできれば大学での学びに不安を感じる必要はありません!
学部4回生 中村 駿也さん

「実際に手を動かして学べる実験工房」
実験工房では、「ラジオを作ってみたい」「力学の実験をしてみたい」など、自分が興味を持ったテーマで実験・工作にチャレンジすることができます。
私は、実践物理学実験という授業をきっかけに実験工房を利用するようになりました。この授業では、自分が興味を持ったテーマで自由実験に取り組みます。私は、音のエネルギーを電気に変える音力発電に興味を持ち、実験工房で実験を行いました。実際に実験をすると、想像以上に音を使った発電は難しいことが分かり、試行錯誤の連続でしたが、実験を通してより物理の面白さに気づくことができました。
実験工房では、自分の手で実験・工作をすることで、頭で考えるだけでは得ることのできない学びを獲得することができると思います。物理が好きな人、実験や工作に興味がある人は、立命館の物理科学科に来て、ぜひ実験工房を利用してみてください!
学部4回生 仲西 舞桜さん

「魅力的な低回生研究室体験制度」
立命館大学理工学部物理科学科の魅力は充実した施設と制度にあると思います。その中の一つである低回生研究室体験制度は、低回生に大学院や卒業研究で行う実験やゼミの一部に参加する機会を提供するという制度です。この制度の1番の魅力は、低回生のうちから自分が興味のある分野での研究ができ、低回生のうちから挑戦する機会があることだと思います。私自身低回生研究室体験制度を利用しました。勉強はできる方ではなく、不安も多くありましたが、教授や大学院生、4回生の方から装置の使い方を教えていただいたり、専門的な分野の勉強をサポートしていただき、研究にとても興味を持ちました。そこで、研究発表をする機会を与えていただき、4回生とともに研究発表を行いました。2回生のうちからこのような経験ができることは、将来の選択も広がるきっかけとなりました。このように、低回生の時期から挑戦する機会が与えられる制度があることが立命館大学理工学部物理科学科の魅力の一つであると思います。
学部4回生 上坂 蒼天さん

「学生に対する様々な学びの提供」
立命館大学理工学部物理科学科の最も良い点は学生に対する支援が手厚いことにあるように思われます。まず、講義を担当されている先生方が学生の質問を歓迎してくださっていて、質問に対して丁寧に対応してくださります。また、数学学習相談会や物理駆け込み寺というシステムがあり学生はわからないことがあったらここで相談することができます。物理駆け込み寺の場合は多くの講師が学生であるため、先生に相談しにくいという方でも気軽に利用できます。
ほかに良い点として挙げられるのは教員の方々の専門分野がばらけている点です。理論と実験、または素粒子・原子核・宇宙と物性でバランスよく幅広い分野を網羅しており、学生はこの学校で自分のやりたい分野の研究をすることができます。カリキュラムもよく考えられており、1回生では物理を勉強するときの基礎となる数学に加え、高校の内容と大学の内容をつなぐ架け橋となるような内容の科目が多くあるため大学初年度から授業の内容が分からなくなるといった事態は起きないと思います。
全体として立命館大学の物理科学科は学生に対して親切で大学の勉強についていけるか心配という方にとっては安心できる環境を備えた大学だと思います。また、何をやるか具体的に決まってはいないけれど物理に興味あるという方にとっても適した学校であるように思われます。
学部4回生 立亀 友希さん

「1回生の頃に学んだこと」
皆様は大学で物理を学ぶことに対してどのようなイメージをお持ちでしょうか.物理が得意な人が1人で黙々と学習する,わからなくなってしまったらおしまい,などでしょうか.ご安心ください.立命館大学には,物理などについて先輩学生の方々や教員の方々に相談できる場など,学習をサポートしてくれる環境が用意されています.さらに,図書館には参考書なども沢山あります.しかし,どのような物事にも当てはまりますが,自分から行動しなければ何も起こりません.能動的に根気強く学ぶ心構えが出来ていれば大学でも安心してやっていけると思います.
以上,「何を堅苦しいことを書いているんだ」と思われたことだと思います.これは私の1回生を振り返って感じたことです.実際,ここに書いていることを活用していたかと問われると一概に”Yes”とは言えないのです.1回生の前半なんてずっと学習に関しては受動的でした.高校生の頃から頭が切り替わっていなかったのだと思います.ここで気付いた大切なことは,高校までは教えてもらうことで学習が成立していたが,大学からは自ら学ぼうとすることで学習が成立するということです.ここまで読んでくださった皆様なら,私が何を伝えたいのかわかると思います.大学に入学する前に何か興味のあることについて自分で学んでみてください.そして,わからないことを抱えた状態で大学に来てください.(専門外でなければ)大学で答えやヒントが得られるでしょう.それでは,これからも頑張ってください!